保険のことを詳しく知っておこう

終活の際に保険会社を選ぶポイント

終活を進めて行くときにじっくりを考えてもらいたいのが保険への加入です。
保険にはいくつかの種類があり、ほとんどのものは自分から契約をして加入をする任意保険となっています。

近年では保険はかなり種類が多く、加入をするときの保険料の構成も大きく異なるものです。

特に亡くなったときに発生をする生命保険については、加入時期やプランによって支払われる保険金も大きく異なってきます。
どういった形で残された家族のために経済的保障を残すかを考えていくようにしましょう。

残された遺族が受け取るお金としては、本人の持っていた財産の他、公的保障(遺族年金、健康保険など)と企業保障(死亡退職金、弔慰金など)があります。
そこに個人保証としてかけるのが「損害保険」や「生命保険」といった保険で、加入をしていなければ当然ゼロとなるのです。

「損害保険」というのは基本的には自動車保険や災害保険のように特定の損害を受けたときに本人が受け取ることを前提としているので、これは生きているときの保障として考えればよいでしょう。
しかし「生命保険」の場合、受取人は本人ではなく遺族や自身で指定する誰かということになります。

生命保険で受け取る金額については相続財産とは別に考えられるので、例えば特定の親族を名指して契約していた場合、それはその人のみが受け取る金額ということになります。

生命保険の契約で支払われる保険金を「法定相続人」とすることもできますが、その場合はまた相続財産と合わせて話し合いが発生してしまいます。
できれば保険は誰にどのように残すかをしっかり明記しておくほうがよいでしょう。

相談経路と加入までの道筋

一昔前までは保険の加入については「生保レディー」と言われるような保険外交員による勧誘で加入をする形が一般的でした。
ですが近年では外資保険会社で多く導入されているダイレクト型保険が主流となってきているので、自分で調べて加入をするという人も増えています。

とはいえ生命保険にもたくさんのタイプがあり、医療保険や損害保険とセットになっていたり、生命保険としてだけでなく老後の資産形成をすることができるようになっていたりというものもあります。
現在加入している保険と合わせて今後どういった形で保険に加入をするのが望ましいかということで考えると、一度保険アドバイザーなどに相談をしてみることがおすすめです。

保険アドバイザーは、保険会社だけでなく相談そのものを専門に行なっているサービスもあります。
相談のみであれば無料というところもあるので、最寄りのファイナンシャルプランナーがいる店舗に予約をしてそこで相談を受けてみると良いでしょう。