一般的な葬儀にかかる費用の内訳
葬儀の準備をする時に気がかりになるのが、全体でいくらくらいの費用が必要かということです。
冠婚葬祭全ての行事に言えますが、予算はかけようと思えばいくらでもかけられますので、絶対にいくらまでという決まりはありません。
しかし現実的には故人の意思や家族の意向、社会的地位や世間体など多くの要因がありますので、それらを総合していくらくらいで行うのが適当であるかを考えていくことになるでしょう。
今時の葬儀のほとんどは専門の葬儀会社に依頼をしますので、あらかじめ決まっているプランの中から適したものを選んで、そこにオプションをつけて調節していきます。
一般的な葬儀プランの中に含まれるものとして、祭壇などの室内飾りや棺桶、納棺用品、焼香具、霊柩車、門前飾り、火葬日、遺骨容器といったものがあります。
そこにどういった形式で葬儀をするかということを元に、依頼をする寺院や神社、教会などを手配していくことになります。
ここまでが葬儀そのものにかかる費用ですが、さらに参列をする人たちへの接待をするための食事費用や、寺院に支払う供養代金やお車代といったものが含まれます。
大きく分けて「葬儀社への支払い」「寺社などへの支払い」「接待費用」の3つが組み合わせられることで、葬儀全体の費用が算出されることになるでしょう。
このうちついつい他の2つと比べて後回しにしてしまいがちなのが「接待費用」ですが、案外この予算を見積もりそこねて思わぬ出費となってしまうこともあります。
関連サイトを見れば分かる通り、お膳にしろビュッフェにしろ値段が数段階あるので、見た目だけで選ぶのではなく大体の範囲で予算を決めておきましょう。
ちなみに平均的な通夜ぶるまいの料理の一人あたりの価格は2000円~4000円程度となっており、オードブルやお寿司など大皿料理として出すのが一般的です。
小さな葬儀にすることでどのくらい安くなるか
葬儀全体の費用を少しでも安くするためには、やはり式全体の規模を小さくするということが一番の方法となります。
葬儀社に依頼をする費用において、最も大きいのは設備費用です。
大きな会場を借りればそれだけ大きな費用になりますので、家族葬や密葬などの小規模な場所で数人程度の式にすることで大幅に費用を削減できます。
人数が少ない式になれば接待にかかる費用も安くなりますので、あらかじめ葬儀社が提案するプランに従いオプションを極力少なくすることでかなり安く葬儀を開くことが可能となります。
この時大切なのが葬儀社を選ぶ時にはできるだけ複数の会社から見積もりをとり、内訳をしっかり出してくれるところを選ぶようにするということです。
そのためには生前相談など早めに見積もりをとっておき、信頼できる葬儀社を見つけておくということが大切になります。